4月21日はお台場のビックサイトの
東京国際ブックフェアに行った。

この日は朝から雨がかなり降っていた。とても止みそうにない。
11時から講談社のブースでサイン会なのだが、
首都高を走りながらボクは心配になった。
”こんな日に朝から人が来るんだろうか”
それも10時に整理券を配って、それを持ってる人だけが
参加出来るというのだ。ギリギリに到着。

ところが招待券を忘れて来てしまった。
「まあ、入場券を買えばいいか。」
そう思っていると、そこに編集担当の野口氏からTELが。
「入口で待ってます。」と言う。券を忘れたと告げると、
「そんな物いりません。」といって、さっと事務所に通され、
V.I.Pのカードを貰う。
「へえーそういうのがあったんだ。」
感心していると、すぐフリーパスで会場へ。

始めに元白百合の学生達がボランティアで
”あらしのよるに”の劇をやる。
彼女らのシナリオでは、狂言回しにモグラの兄弟が
出てくるという。いきなりモグラのセリフを渡されて、
「こういうのボク苦手なんだけど・・・」
と言っても逃げれないフンイキ。間違えながらも無事終了。

いつの間にか見物客が集まってる。次はプロの司会の方と
打ち合わせ。それにしても、あべ弘士がまだ来ない。
もう始まるというのに。仕方なくブース横の小さなステージに、
司会が始めようとしたその瞬間、あべさんの姿が。

ホッとしてギリギリでスタート。司会が2人に色々質問する。
サインするだけかと思ってたのに・・・
こんな時、どうしてあべさんは堂々と面白い冗談が
言えるんだろう、すごいナアーと思いつつ、サイン会に。
後で聞いてみたら100人近くの方が来てくれたとの事。

この雨の中を講談社の人も、
「昨日は大前研一が70人だっだから、大前研一を越えたね。」
と言ってくれた。なんだかホッとする。
ヨーロッパから帰って2日目のせいか、みんなに
”疲れた顔をしている。そんな顔でTVに出ない様に”
と言われてしまう。帰り際にもう一度ブースを見ると
”あらしのよるに”がほとんど売れて、1冊だけ残っていた。
色々心配したけど、なんとかホッとした1日だった。(きむら)
(この記事は2002年の木村のエッセイにつづられていたものです。)