きむらゆういちのアトリエ通信

『あらしのよるに』『あかちゃんのあそびえほん』シリーズの作家
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2005年10月

「アタック25」

  事前の問い合わせで「趣味は?」という所にうっかり「ガーデニング」と書いてしまったことが失敗だった。確かにボクにとって自分で作った自慢のテラスをお花で飾って楽しんでいる。ボクの人生の中でこんな風な時間と空間を持つことは初めてだった。だからどんなに忙しくても一日一回はテラスに出て空気を吸う。もちろん花にも水をやり、時には位置を変えてみたりする。しかし「ガーデニング」とはきっとそんな程度のものではないのだ。もっと専門的な方から見たらお笑いだろう。ただ植木鉢の花を並べただけなのだから。
 さっそくやってきたスタッフに「趣味はドライブに変えてくれませんか?」と言ってみる。スタッフは「いいですけど別にガーデニングでもいいんじゃないですか?」と言われる。一応前日にお花屋さんから買ってきた花で確かにテラスはにぎやかになってはいるが……。
 実際にカメラを回してみるとガーデニングも何も映っているのはジョウロとお花のアップだけ。これなら花を買ってテラス全体を飾る必要もなかった。それも何回もやりなおして同じ花に水をやる。「あのーこれならボクがジョウロを持たなくても分からないんじゃあ」と言ってみるが「やはり本人でないと」と言われる。 大昔に仕事で作った小学一年生の付録や手作りおもちゃなどを撮り、仕事場でのボクも撮り撮影終了。
 しかし、当たるとヨーロッパ9日間の旅がプレゼントのクイズの最後にボクの顔が出て「さて、この人は誰?」なんていう問題に一般の解答者が答えられるわけがない。その時は絶対にそう信じていた。ということでこの日の撮影は無事終了したのである。
 ところがオンエア当日、テレビを観ていたら、な、な、なんと正解を答えたのだ。「きむらゆういちさん」と解答者が答え、みごとヨーロッパへの旅をゲットしたのだ。ボクはオンエア中はその場面しか観なかったので、まさかとビックリした。しかしその後謎が解けた。ビデオをはじめからみてみると問題のヒントに映画のシーンや『あらしのよるに』「あかちゃん絵本」などボクの本が写っていて、たまたま一位になった解答者の職業は小学校の先生だったのだ。教科書にも載った『あらしのよるに』を観てボクの名前が判る可能性は実に高いはずと、あとから納得したわけである。(きむら)

東宝の関係者試写会

2回目の試写会に行く。ただ数日前からわき腹に激痛が走り、痛くて夜も眠れないのだ。寝てもすぐに痛みで起きてしまう地獄のような日々になっていた。 とにかく連日の打ち合せに加えてマスコミの取材、映画関連の行事、そして原稿の締め切りに育児ときびしいスケジュールがたたったのかもしれない。だからといって今仕事を休めるわけでもない。合間をぬっていろいろと病院に行くが、どうやら帯状疱疹ということだ。会場で東宝の人が心配してくれ、あちこちから大丈夫かと電話が来る。
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きむらゆういち プロフィール
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。
造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。
元純心女子大学客員教授。


『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞、JR賞受賞。同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。同作品は映画化もされ、脚本を担当。同映画は「日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞。

『オオカミのおうさま』(偕成社、絵・田島征三)で第15回日本絵本賞受賞。絵本・童話創作に加え、戯曲やコミックの原作・小説など広く活躍中。著書は600冊を超え、数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。

作品に『あかちゃんのあそびえほんシリーズ』、『オオカミのおうさま』(偕成社)、『あらしのよるに』シリーズ、『風切る翼』、『よーするに医学絵本』(講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)、『どうするどうするあなのなか』(福音館書店)、育児エッセイ『たいせつなものはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)などがある。

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<代表作>

『あらしのよるに』シリーズ




『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ






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