きむらゆういちのアトリエ通信

『あらしのよるに』『あかちゃんのあそびえほん』シリーズの作家
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劇団 俳協の「あらしのよるに」

劇団俳協の「あらしのよるに」を観に行く。この劇ではメイを男性でガブを女性が演じているのが面白い。特に後半で見せるオオカミたちの踊りがまた素晴らしい。終了後、本と映画の前売り券を買ってくださった方たちにサインをする。
(きむら)

オーケストラの音声収録

今日も60人のオーケストラが勢ぞろいだ。
気になるのは音楽担当の篠田さんがものすごく体調を崩していたこと。でも音楽は順調に進み、特にメインテーマのメロディがずっと頭に残るいい曲だった。(きむら)

BGMの録画 

映画音楽の録音だというのでアバコ・クリエイティブ・スタジオに向かった。ところが行ってみてびっくり。総勢60名のオーケストラがズラーっと勢ぞろいして演奏している。
一言で60名というが実際に見てみるとバイオリンだけで30人くらいが一斉に弾きはじめ管楽器も20人くらいが吹き、ハープやドラムやピアノ…そして指揮者が中央でタクトを振っている。映画のために作曲された曲が次々と流れてくる。あたり前といえばあたり前だが、見ると実に壮大なのだ。うーむ、映画ってすごい。
これも全てボクの原稿から出発しているとは信じられない。そんな気分になっていると監督がボクを呼んで「ホラッここが今メイがみどりの森を見つけたところの曲ですよ。」とモニターを見ながら説明してくれる。想像しただけで涙ぐんでしまいそうになる。やはり音楽の力ってすごい。
また監督がセリフを読みながら「ここの所です。」と説明を続ける。なるほど、なるほどとこの日のボクはただただうなづくしかなかった。
(きむら)

アフレコつづき 林家正蔵師匠

林家正蔵師匠の出番の日だ。タプの役である。山寺さんのバリーに並んで名脇役で固めたという感じだ。会うのははじめてなのだが、上手い人は仕事が早い。油断している間に終わってしまっていた。
この後、お天気予報士の森田さんだったが、時間に間に合わなくてお会いできなかった。
そして次はTBS系のアナウンサー6人。北海道、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡からやってきてくれた。
みんな一言づつだったが熱心に演じてくれた。
最後は声優さんが12人。男6人、女6人の構成なのだが、この映画は実に声優さんの出番が少ない。俳優やアナウンサー、落語家の方々が中心になっている。でも12人もの声優さんがガヤや小動物などしっかりとプロの仕事をしてくれた。これでやっとアフレコ終了。
(きむら)

早見優さんと市原悦子さんのアフレコ

今日は早見優さんと市原悦子さんのアフレコの日だ。早見さんとはこの4月にプリンスホテルのパークタワーのジャズバーで落成記念ライブを観にいって以来だ。その時はボクが花束を持っていったら、早見さんが「今日は先生のお誕生日でしたよね?」と言われて突然ステージで TIME FIVE がハッピー・バースデーを演奏してくれ、早見さんが歌ってくれたというサプライズがあった。その時彼女がこの映画に強く関心を持ってくれたという経緯で声優として登場することになった。これはどうしてもご挨拶に行かなくてはとかけつけると、「今終わったところです。」と言われる。さつそく早見さんと一緒にテープを聞く。うーん短いセリフだが、実にいい。子どもに話しかけるセリフに彼女のあたたかさが伝わってくる。それなのにオオカミのお母さん役なのだ。彼女のイメージだともっとかわいい役の方が良かったのだが、何しろこの映画はほとんど女性が登場しないので、若いガブのお母さんということになった。

次は市原悦子さんだ。彼女は昨年日本中で「市原悦子ショー あらしのよるに」でメイをやってくれたのが縁で今回参加してくれた。今回はメイのおばあちゃん役である。さすがベテラン女優の味。上手い人はセリフのないところの間合いまですごくいいのだ。これでまた一段とこの映画がひきしまると思った。彼女と記念写真を!というと「え?またあ〜」といわれた。舞台のときも入れるともう何回も一緒に写真を撮っていたのだった。

山寺さんのアフレコ

山寺さんのアフレコ
この日は声優界の大スター山寺宏一さんのアフレコである。
いやあ、さすがである。本当のプロの実力というか、実に見事だ。一回目のリハーサルから思わずうなってしまった。セリフを声を出して読む。--このこと事体だれにでもできると思うだろう。ところがそれが山寺さんがやると全然違うのである。そこがプロと素人の大きな違いなのだろう。彼が脇役をやってくれたおかげでこの映画が見事にしまるといっても過言ではないだろう。
実はこの日、ボクも自分のアフレコのやり直しだった。一応、いろんな声で少し練習をしておいた。しかし彼とアフレコをすることで実にやりやすい。イメージがつかみやすいのだ。前回は単独でボクの声だけ入れたのだが彼と一緒だともう少し上手くできた気がする。終わって録音ルームを出たら「前より10倍良かったよ。」と監督から言われた。
終わってから山寺さんと話をする。彼は「かいけつゾロリ」の声もやっているので友人の原ゆたかさんの話で盛り上がる。原さんもかならずアフレコに立ちあって、京子さん(原京子さんのこと)と一緒によく食事をするそうだ。そういえば彼も作者の声を入れているのだ。最近はお互い忙しくてなかなか会えなくなってしまった。
(きむら)

アフレコ その2

 この日はこのままスタジオに移動して獅童さんと成宮さん2人のかけ合いのアフレコどりがあるのだ。
 獅童さんの声はNHKできいているのでその上手さは知っていたが、成宮さんは聞いたことが無かった。どうだろうかと思って聞いてみると、これがまた上手い。思っていた以上にいい。僕がそういうと隣に座っているプロデューサーの1人が「人気と実力はイコールなんだね。」と言っていた。
(きむら)

製作発表会

 ついにこの日がやってきた。映画「あらしのよるに」の制作発表会の日である。 
 会見の場所は帝国ホテル。
 3階の控え室に案内されていってみると、もう正装をした多勢の人が集まっている。何だか「まるで結婚式みたい」とおもったくらいである。杉井監督や小林麻耶さんはもう先に来ていて2人と雑談をする。そこへ成宮寛貴さんが登場。成宮さんとは初対面。すごく感じのいい若者という印象だ。

坂東英ニさんやKABA.ちゃん、中村獅童さんも続々と登場。印象的だったのは獅童氏が来たとき思わずドキッとしたことだ。やはり今一番存在感のある人なのだと感じた。竹内力さんが遅れるというので、先にテーブルで打ち合せをしようというときに、竹内さんも登場。全員で記者会見の手順の打ち合せをする。会見が映画以外のプライベートな方向にならないように司会の小林アナの仕切りを細かく打ち合せする。


 いよいよ時間になる……。全員、ステージの横の部屋に座る席順に並ばされる。
 そのまま並んでステージに上がる。大広間には350人の報道陣がこちらを見ている。
 席に着く。フラッシュがあちこちで光る。(うーむ、すごい。絵本作家がこんなところに座っていることがすごい。)そう思っていると、小林アナから打ち合せ通りの質問がとんでくる。ボクは「絵本は作家、画家と編集者の3人いれば作れる世界だけど、映画は1千人近い人がかかわって完成する作品だ。今この席にいることはボクにとってとても感慨深い。」というようなことを話す。

 会見は予定通り、プライベートなことにはほとんど触れず、みな作品の内容などにもふれて無事に終わる。
 次に撮影タイムだ。
 目線を左に、次は正面に、次は右にと言われるままにフラッシュの嵐。(一度にこんなにフラッシュを浴びることなんて、そうめったにあることじゃないだろうな。)まぶしい光の中でそう思う。
 終わって控え室でみんなで弁当タイム。やはり終わった後はなごやかな雰囲気だ。
(つづく)
(きむら)

アフレコ初日

8月2日 映画のアフレコの初日である。なんとこの映画の声優陣に交じってボクも一言だけ入ることになっているのだ。ボクの声、つまりこの映画の作者の声は何といったのでしょう?というクイズをホームページで出し、正解者には抽選で豪華賞品が当たるという企画ができたからだ。「ボクの声をあてるには映画を3回は観なくてはわからない」というキャッチフレーズでこの映画を盛り上げるのに一役買おうと思って考えた企画なので、ぜひこれを読んだ方は挑戦してみて欲しい。 
 それはさておき、ボクにとってはアフレコなんて初めてのことだ。ボイスレコーダーに何度か入れてみたが今ひとつピンとこない。携帯のマイボイス録音にその一言のセリフを練習しながらスタジオに向かう。
 スタジオに着くと、トップバッターの坂東英ニさんが収録中。ヤギの長老の役だが、咳をする場面が何度かあり、「咳の仕方で表現するのは大変だ。」といいながら何度もコホン、コホンと咳の演技を入れて無事収録が終わる。さて次はボクの番だ。
 先に来て収録を見ていた小林麻耶さんが励ましてくれるが、緊張はさらに高まる。ところでTBSアナウンサーの小林さんは気さくで元気で明るい。彼女がいると部屋がパッとあかるくなるような華がある。その意味でいかにも女子アナっていう感じじゃなくて実にいい人だった。ヘッドホーンをつけ、画面にマークが出た瞬間にセリフをしゃべりはじめ、マークが消えるまでに言い終わらなければならない。たった一言なのに、それが実に大変なのだ。画面のキャラクターは動いているので、その動きをやりながら喋りたいのだが、そうすると声がマイクからそれてしまう。マイクに声をきちんと入れながら動作しているように喋らなければならないし、尺あわせもしなければならない。たった一言でもアフレコの奥深さを思い知らされる。監督からOKが出たが、自分では今ひとつだった。小林麻耶さんが「先生の声、すてきでしたよ。」といわれたのが唯一の救いだった。
 さて、次は竹内力さん。こわもてのキャラのせいか何だか近寄りがたい。ギロの声の訳だが、その怖さがピッタリだった。特に「バカヤロウ!!」とどなるセリフがあるのだが、そのセリフのすごさにガラスの外のスタッフたち全員がドキッとして飛び上がったくらいだ。セリフだとわかっていても、一瞬みんな自分が怒られた気分になったのがおかしかった。
 さて、次は小林麻耶さんの番。彼女も「ものすごく緊張する。」と言ってスタジオに入っていった。声が可愛くて味があって良いなと思っていたら、監督から「もう少し年齢を上げた声にして。」と言われて撮り直し。やり直しの収録から出てきた彼女に「タプに文句を言うセリフが特に良かったです。」と労をねぎらう。
(きむら)

おはなし夢ひろば

7月31日 「おはなし夢ひろば」という朗読イベントのため大阪に行く。会場は2回ともほぼ満席。4つの作品を毎日放送のアナウンサーが読んでいく。ラストがボクの『ゆらゆらばしの上で』だ。最後にステージの上でプレゼント抽選会が行われる。ボクもアナウンサーの方々に呼ばれて紹介されステージの上に。そこで「あらしのよるに」の映画化を発表する。終了後ロビーで絵本のサイン会と映画の前売り券を買ってくれた人のために映画のポストカードにサインする。この日、前売券を買った人にはガブ、メイライトやポスター、そしてサイン入りポストカードがもらえるとあって100枚くらい売れた。半年も先の映画券を今から買ってくれるとはすごいことだと思った。

きむらゆういち プロフィール
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。
造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。
元純心女子大学客員教授。


『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞、JR賞受賞。同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。同作品は映画化もされ、脚本を担当。同映画は「日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞。

『オオカミのおうさま』(偕成社、絵・田島征三)で第15回日本絵本賞受賞。絵本・童話創作に加え、戯曲やコミックの原作・小説など広く活躍中。著書は600冊を超え、数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。

作品に『あかちゃんのあそびえほんシリーズ』、『オオカミのおうさま』(偕成社)、『あらしのよるに』シリーズ、『風切る翼』、『よーするに医学絵本』(講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)、『どうするどうするあなのなか』(福音館書店)、育児エッセイ『たいせつなものはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)などがある。

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<代表作>

『あらしのよるに』シリーズ




『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ






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