きむらゆういちのアトリエ通信

『あらしのよるに』『あかちゃんのあそびえほん』シリーズの作家
きむらゆういちの公式ブログです。
イベントのようすや日常のひとこまをお伝えします。

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どうぞよろしくお願いします。
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ねぎぼうずの会5

今日から、きむらゆういちの日々の素顔に、スタッフが目をこらした観察日記をつけることになりました。数々の作品が生まれるその裏側や毎日の出来事など、楽しく綴って行きますので、みなさんも一緒に、きむらゆういちの日常をのぞいてみましょう!

晴れ渡る空の下、今日のきむらは愛知県の豊田市へ、講演会に行ってきました。
新幹線と電車を乗り継いでの小さな旅の中で、きむらがとっても楽しみにしている事は・・・。

駅弁。

そう、きむらはとっても食いしん坊。
美味しさをほおばりながら、列車の窓の外に富士山が見えると「わあ!」とはしゃぎます。

講演会は、今日も大成功。小説の執筆で、ほぼ徹夜状態だったにも関わらず、元気な笑顔を絶やさず、時にコミカルに、時に真面目なテーマ、と、さまざまな事を語っていきます。
きむらのおしゃべりと、「風切る翼」の読み聞かせは、会場をとてもあたたかく、じんわりとぬくもりで包んで行くようでした。

講演を終えてからのサイン会には、長蛇の列!
ほんとうにたくさんの方々が、きむらの作品に触れて感じた思いを伝えに
並んでくださいました。
きむらは感謝の気持ちを込めて、ひとりひとり、一冊また一冊と、丁寧にサインやイラストを入れ、言葉を交わします。
・・・時々、肩マッサージタイムを取りながら!

お世話になった、ねぎぼうずの会の皆様、会場の方々、
足を運んでくださったたくさんのみなさま、
素敵な思い出を、ありがとうございました!
 
(長谷川)

1月の絵本講座新入生

ehon講座1絵本講座2


1月は2クラスできました。
空きがあります。
初心者限定です。

「アタック25」

  事前の問い合わせで「趣味は?」という所にうっかり「ガーデニング」と書いてしまったことが失敗だった。確かにボクにとって自分で作った自慢のテラスをお花で飾って楽しんでいる。ボクの人生の中でこんな風な時間と空間を持つことは初めてだった。だからどんなに忙しくても一日一回はテラスに出て空気を吸う。もちろん花にも水をやり、時には位置を変えてみたりする。しかし「ガーデニング」とはきっとそんな程度のものではないのだ。もっと専門的な方から見たらお笑いだろう。ただ植木鉢の花を並べただけなのだから。
 さっそくやってきたスタッフに「趣味はドライブに変えてくれませんか?」と言ってみる。スタッフは「いいですけど別にガーデニングでもいいんじゃないですか?」と言われる。一応前日にお花屋さんから買ってきた花で確かにテラスはにぎやかになってはいるが……。
 実際にカメラを回してみるとガーデニングも何も映っているのはジョウロとお花のアップだけ。これなら花を買ってテラス全体を飾る必要もなかった。それも何回もやりなおして同じ花に水をやる。「あのーこれならボクがジョウロを持たなくても分からないんじゃあ」と言ってみるが「やはり本人でないと」と言われる。 大昔に仕事で作った小学一年生の付録や手作りおもちゃなどを撮り、仕事場でのボクも撮り撮影終了。
 しかし、当たるとヨーロッパ9日間の旅がプレゼントのクイズの最後にボクの顔が出て「さて、この人は誰?」なんていう問題に一般の解答者が答えられるわけがない。その時は絶対にそう信じていた。ということでこの日の撮影は無事終了したのである。
 ところがオンエア当日、テレビを観ていたら、な、な、なんと正解を答えたのだ。「きむらゆういちさん」と解答者が答え、みごとヨーロッパへの旅をゲットしたのだ。ボクはオンエア中はその場面しか観なかったので、まさかとビックリした。しかしその後謎が解けた。ビデオをはじめからみてみると問題のヒントに映画のシーンや『あらしのよるに』「あかちゃん絵本」などボクの本が写っていて、たまたま一位になった解答者の職業は小学校の先生だったのだ。教科書にも載った『あらしのよるに』を観てボクの名前が判る可能性は実に高いはずと、あとから納得したわけである。(きむら)

東宝の関係者試写会

2回目の試写会に行く。ただ数日前からわき腹に激痛が走り、痛くて夜も眠れないのだ。寝てもすぐに痛みで起きてしまう地獄のような日々になっていた。 とにかく連日の打ち合せに加えてマスコミの取材、映画関連の行事、そして原稿の締め切りに育児ときびしいスケジュールがたたったのかもしれない。だからといって今仕事を休めるわけでもない。合間をぬっていろいろと病院に行くが、どうやら帯状疱疹ということだ。会場で東宝の人が心配してくれ、あちこちから大丈夫かと電話が来る。
(きむら)続きを読む

「ようこそ先輩」に出られるのはいつなんだろう

 何度目かの打ち合せで「ようこそ先輩」の制作会社の人が来る。これがなかなか難しい。なかなかこれという案がでない。
(きむら)

小林麻耶さんと対談 そして初めての関係者試写会

 映画公式ホームページ用インタビューのために小林麻耶さんが我が家に来る。さっそくボクのお気に入りのテラスでお茶を飲みながらの対談。彼女は女子アナという今や人気タレントのような存在にも関わらず、お高くとまらず、気さくでよく気がつく楽しい人だ。次にボクの事務所に移動し、僕の著書ばかりの本棚の前で撮影。
  ここで彼女だけ仕事だというのでTBSに戻り、我々は三鷹の東洋現像所に向かう。もちろん初めての試写会をみるためである。
  いよいよ映画「あらしのよるに」の初試写会である。関係者が緊張した面持ちで会場に集まってくる。時間までコーヒーを飲んで待つが皆、言葉は少ない。真ん中の一番言い席に案内される。前にトラックダウンのスタジオでクロールを1本ずつ観てはいるが全部通しで観るのは初めてだ。その時はボクも思わず感動してしまい一体こんなストーリー、誰が書いたのって感じだった。そして映画がはじまる。もちろん誰も無言だ。観終ってボクの頭の中にはさまざまな思いが入り混じった。みんなはどう感じたのだろうか。もっとああすればよかった。やっぱりあそこは良かった。あの部分は今から直せるのだろうか? いろんな不安と期待で簡単には喜べない。ただ、もう一度初めからやり直せたらもっともっといいものにできたのにと、これはきっときりのないクリエーターの欲望なんだろうけど、そんな思いでいっぱいになる。
(きむら)

多摩美の校友会誌のインタビューをうける

 母校の多摩美が取材に来る。さすが母校だけあって他の取材と違う質問内容に新鮮な感じがして楽しくなる。
 映画の話になり、デッキでガブとメイのぬいぐるみを抱いて撮影。詳しくは"TAMABI people's now"をみてね。(きむら)

MOE 1月号のための対談

映画のナビゲーションDVDの撮影のため博多座に行く。和尚吉三役で出演している中村獅童の「三人吉三巴白浪」という歌舞伎を観て、その後西日本新聞の取材と撮影。そしていよいよ獅童との対談である。(つづく)
*****ここから更新
 今は2006年1月2日である。やっと"とっくに過ぎてしまった締め切り"に追われ、毎日謝って過ごす日々から解放されたので、さあやっと映画化日誌にとりかかろうと思ってノートをみたら9月22日で止まっていた。
 今思うとずいぶん昔のことのようにも思える。映画のために出来ることはしようとおもって必死に駆け回っていた。まるで"あらし"のような日々がもうすでに懐かしい感じだ。
 自ら、一生で一番忙しい時と名づけてある期間ひとつのことに一所懸命になるのもそれはそれでいいものだ。もちろんその成果があってのことだが。
 とにかくボクはDVDのために博多座に向かった。簡単な打合せのあと、歌舞伎を観る。
 それにしてもすごい因縁だらけのストーリーだが結構おもしろい。主役の獅童さんもさすがにいい味出している。役者ってこんなにすごい役を演じるのに、一日2回、それも毎日続けるなんてとても信じられない体力と集中力だ。
 芝居が終わって獅童さんが準備をしている間に、ボクが博多座に入っていくカットの撮影をした。歩いてきて上を見て、さりげなくあたりを見回してから中に入っていくようにと指示される。
 これが結構むずかしい。こんなことを2回もやり直してやっとOKがでる。
 さて、いよいよ対談。
 長いすに2人で座って話すのだが右の階段の陰、廊下のつきあたり、左の壁と、あちこちにカメラクルーが潜んでいる。数十人の関係者にじっと見つめられながら、普段のように気楽にしゃべるなんて無理な話だ。
 そもそもこの中村獅童という役者はやたらに存在感がある。8月の製作発表の控え室でも彼が入ってきただけでみんながドキッとしたくらいだし、アフレコの時、一度エレベーターの中で彼と2人きりになったことがあるが、一瞬、何をしゃべろうかと冷や汗ものだったこともある。そんな彼とこれから小1時間、この状態でしゃべるのかとおもうだけで、緊張感で喉が渇いてしまう。
 『あらしのよるに』は見知らぬ相手と必死で共通点を探す会話をするところからはじまるのだが、我々の共通点て、いったい何だろう。
 目立たない少年がいろいろもがいて運よくやっと自分の作品がかけるようになったボクと、生まれながらにして歌舞伎役者として育った彼と、いったいどこに共通する世界があるのだろう。
 しかし聞くところによれば彼も歌舞伎役者とはいえ、"挑戦する"歌舞伎役者なのだ。
 型にはまらない歌舞伎役者、枠を超える歌舞伎役者ともいえる。そういう意味ではボクも絵本作家とはいえ、絵本だけでなく、その枠を壊すことをモットーとしている。そうか、共通点があるじゃないか。
 そう思っていると対談の時間がやってきた。
 いよいよスタートだ。ボクはいきなり彼にこう言った。「獅童さんて、世界で一番何を話していいか分からない相手です。」そしてこの言葉が対談の最後に、2人の共通点を見出したところで終わるというのがボクの予定だった。
 しかし対談の方向はあっちに飛び、こっちに飛び、予定通りではなかったがほぼイメージ通りに終える。
 なにしろ対談は相手がいるのだから予定通りにいかない。しかし、だからこそおもしろいわけである。
 対談中、彼は「男も女も初めに嫌な奴だとか、苦手とか思った奴のほうが不思議なことに後で付き合うと大親友になったり、長く続いたりするんですよね。」といったので、「奥様ともそうだったんですか?」と聞きたいのをグッと押さえたりした。
 彼は最後に「僕だって別に普通の男ですから友人と飲みに行ったり、普通の人と変わらないですよ。」なんて言い出しやっと気持ちもほぐれてきてかなり話しやすくなったなと思った時、対談が終わった。(きむら)

横浜タカシマヤ『あらしのよるに』映画化記念講演

白鴎女子短期大学元教授の松山とし子さんは、ボクの非常勤講師のきっかけを作ってくれた人だが、今回も松山さんから頼まれて高島屋での講演を引き受ける。講師紹介も松山さんがしてくれた。映画化記念講演ということもあり、絵本『あらしのよるに』の話に加えて映画化の裏話なども話す。
映画の前売り券を買って下さった方には小型の色紙にサインをしてプレゼントする。
その後最後に映画の公式ガイドブックの編集者やカメラマンも交えみんなで記念撮影をした。(きむら)

主題歌「スター」

今日はaikoのCDのトラックダウンがあるというので市谷へ行く。スタジオの2階に上がってみると3,4人の関係者の中に1人毛糸の帽子をかぶった小柄な女の子がいる。「げっ、aikoだ。」すごくさりげなく居たのでかえってビックリ。なかなか会えない人だと聞いていたので少し緊張。さっそく絵本を3冊取り出してサインをしてプレゼント。少しも気取ることなく喜んでもらえた。そこでさっと用意してきた色紙に「これにサインを!」と言うと、快く書いてくれた。まず娘に頼まれた色紙からボクの分まで。ボクの分を書いてくれた後「あて名は?」と聞かれたので「ボクです。」と言う。後で聞いたのだが彼女はあて名のないサインはしないそうだ。不特定多数の人にサインをしない決まりになっているそうだ。彼女というよりスタッフの方々が彼女の仕事に対してちゃんと考えすごく配慮しているのがわかった。ボクもなるほどと勉強になった。
それにしても彼女はどこも気取ることなく感じのよい普通の女の子ぽい。そこにとても好感が持てた。
(サイン色紙はこちら)
そしていよいよ主題歌を聞くことになった。全員でスタジオに入り、歌詞を渡される。音楽が始まる。曲の感想は主題歌のページに書いたが、曲が2度流れて、彼女がちょっと不安そうにやってきて「どうですか?」と聞いてきたのが印象的だった。ボクでも最初に原稿を人に読まれる時は緊張するのだが。ボクが「良かった。思わずゾクッときました。」というと彼女は嬉しそうに笑った。
(きむら)
きむらゆういち プロフィール
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。
造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。
元純心女子大学客員教授。


『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞、JR賞受賞。同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。同作品は映画化もされ、脚本を担当。同映画は「日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞。

『オオカミのおうさま』(偕成社、絵・田島征三)で第15回日本絵本賞受賞。絵本・童話創作に加え、戯曲やコミックの原作・小説など広く活躍中。著書は600冊を超え、数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。

作品に『あかちゃんのあそびえほんシリーズ』、『オオカミのおうさま』(偕成社)、『あらしのよるに』シリーズ、『風切る翼』、『よーするに医学絵本』(講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)、『どうするどうするあなのなか』(福音館書店)、育児エッセイ『たいせつなものはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)などがある。

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<代表作>

『あらしのよるに』シリーズ




『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ






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